理不尽なゲームというものは数多に存在します。一手ミスればフルボッコ…一方的なゲーム展開が最後まで続くのはまさに苦痛そのもの。とはいえ途中投了はゲームマンシップに反します。故に最後までボッコボコの凸凹。そういうゲームのほとんどは糞ゲー扱いですが、その一手さえミスらなければ良いのです、つまりはそこが勝負どころ。さて、今日ご紹介するのはコチラ、由緒ある伝統ゲームであるNine Men's Morrisになります。
Nine Men's Morrisのフルボッコポイント♡
- ハメ型さえできればフルボッコモードで無双できる!
- ドSとドMにお薦めだが、お互い一手間違えれば立場が逆で地獄絵図!
- 救済ルール『フライング』で起死回生の理不尽逆転でフィニッシュ!
Nine Men's Morris
- Nine Men's Morrisのフルボッコポイント♡
- 物語…ストーリー設定
- 設定…プレイ人数・時間
- 美術…コンポーネント
- 取説…ルール・説明書
- 実践…軽いレビュー
- 動画…YOUTUBE
- まとめ…評価
物語…ストーリー設定
ナイン・メンズ・モリス (Nine Men's Morris) はローマ帝国時代に生まれた2人用抽象戦略ゲームのボードゲームである。このゲームの英語での別名には Nine Man Morris, Mill, Mills, The Mill Game, Merels, Merrills, Merelles, Marelles, Morelles がある。また、かつてはチェッカー盤の裏面に描かれていたためCowboy Checkers とも呼ばれる。日本においては、明治初年に売り出された「石並取(いしなとり)」、別名を「十六むさし」というゲームが相当する。石並取は東京国立博物館に所蔵されている。ウィキペディアより
設定…プレイ人数・時間
【タイトル】Nine Men's Morris / ナインメンズモリス Mill / ミューレ
【発売日】紀元前~ 【価格】500~円
【プレイ人数】2人 【プレイ時間】5分~
【難易度】簡単~難解【制作】誰でも制作可
【入手先】ハンドメイド・百貨店・中古品・紙とペンで作ってもいい
【GBA】ボードゲームアリーナあり リンク
美術…コンポーネント
基本的なナインメンズモリスはこのように、3つの小中大の四角の1辺に3ヶ所づつ穴があり、駒を互いに9個づつ盤上に置くようなものが一般的です。亜種的なもので、四角が1つや2つしかない、スリーメンズモリスやシックスメンズモリス、斜めにもラインのある、トゥエルブメンズモリスなども存在します。今回は多種多様なメンズモリスのコンポーネントを、Pinterestから一部ご紹介したいと思います。
取説…ルール・説明書
✿ゲームの流れ✿
①お互い、9個づつ駒を持ち、交互にボードに置いていきます。その際、縦か横に自分の駒が3つ並ぶ(ミル)たびに、相手の駒をひとつ取り除けます。全部置き終えたら試合開始です。
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②交互に駒を移動します。移動は隣りが空いているマス(縦か横)に1マス動かします。もし自分の駒が3つ並んだら、相手の駒をひとつ取り除きます。残りがふたつになる、または動けなくなった方の負けです。
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③追加ルール…上記のルールだと一方的に勝敗が決する場合がある為、『フライング』(ジャンプ)というルールが利用できます。残り3つになった時点で、3つになった方は、駒をどこにでも移動できるルールです。残りが2つになった方の負けです。
このゲームはいかに先にハメ状態を作るかがポイントです(ヒドイw)WIKIに記載されている下記の状態が一番効率のいいハメ状態です。
実践…軽いレビュー
このゲームは太古から親しまれてきたゲーム。理不尽ゲームだがきっと、真剣にやれば恐らく凄いゲームに違いない…。よし、やるぞ。先手必勝、赤で行きます。
早速、3つ並べようとしたが、まぁこうなりますね。
早速3つ・・・まぁ・・・こうなるよね。
・・・。 まぁこうなるわ・・・3つ置こうとすれば塞ぐ、それが人の心理よ。
そりゃね・・・並べてる段階で取られたくないもんね。お?でもこの形。あいだに置けば・・・
よし、ついに3つ並ぶ状態に!五目並べの経験が生きたかな。
さて・・・どれを取り除くか・・・
んじゃこれで・・・。さて時を進めます。
置き終えたところ。3つ並ぶことなく置き終わりました。ここからが本番ですね。移動開始です。さてと・・・いきなりで申し訳ないけど、さっきの赤が縦に3つ並んでいるよね。そこの下の駒を右に移動するぞ。行ったり来たりさせればドンドン取れちゃうもんね ♪いきなりハメわz(ゴニョゴニョ・・・
・・・ん!?相手も中々やるな・・・もし次縦に赤3つ揃えたら、その次に白が縦に3つ揃う場所が・・・2ヶ所ある!どどどうしよう・・・。とりあえず揃えて、どこを取るか考えようか。
赤を揃えて・・・こうなるわけだから・・・つまり・・・
ここを取れば大丈夫じゃない?よしOK!
ほほう・・・縦の赤3つが動けない・・・封印されてしまった。別の場所で何か良い場所は・・・上かな?
く・・・上で3つは厳しいか・・・すぐ阻止されたわ・・・。こうなると・・・見渡しても良さそうな場所は何も無い・・・でも何か動かさないと・・・様子見で右下の赤を動かすか・・・。
げげげ!やばい下の白あれ、縦に次3つ揃うんじゃない?ダメだ・・・止める手立てはない。そしてすることない・・始まったか(ガタッ
げげげ・・・。そっちで3つ揃ったのか・・・
ぬああ・・・右側の赤が取られたぁ~。そしてすることが無い。これはやばい流れ・・動かせる場所は2ヶ所だけ・・・とほほ。
げげ!またしても次3つ並ぶじゃん。そしてこっちはすることなし・・・。あかんフルボッコの流れきたわ(泣)
クッ・・・揃ったか・・・ん?・・・あーっ!この形はまさか・・・ハメモードの型!・・・右左に動くだけで1手毎に削り取ることが可能の極悪非道採取モードじゃないかーおわたーッ!
・・・そして1分後。
そう・・・これがナインメンズモリスです。ここからの逆転などない。希望など無いのだ・・・だがしかし、地獄に一筋の光『フライング』というルールを適用したらどうなったか・・・。赤を3つの状態まで巻き戻して、フライングの力を使った結果!
やっぱり勝てなかったけど、この状態まで接戦に。ここまで巻き返しが出来るフライングの力も異常に強すぎる!一方的な展開からの圧倒的な挽回!ほんと不思議なゲームですね。
動画…YOUTUBE
まとめ…評価
美術点★★★★★ ゲーム性★★★★★
わからぬ・・・。わからぬぞ・・・。何回やってもこのゲームだけは、ゲームバランスが偏りすぎている。ほんと頭のいい人でないと勝負にならないのかもしれないな・・・うぅ・・・。私には厳しい。美術点はハンドメイドで素敵な作品が山ほどあるので、きっと好みのデザインが見つかるはずです。このナインメンズモリスという奇妙なゲーム・・・。古来より受け継がれてきた由緒ある伝統ゲームが、面白くないはずがないのです。皆さんも是非、このゲームをプレイして、その奥深さを発見してみてはいかがでしょうか。