ハゲタカ先生とは一体何者なのか・・・これは一体どういうゲームなのか。気になった人はプレイするしかあるまい!この魂のリバーシブルを!今宵ご紹介しますのは、台湾のゲーム、Soulaween(ソーラウィン)になります。このゲームの最大の売りはやっぱりハゲタカ先生でしょう(謎)それではゲームの世界へ踏み込みましょう!・・・いざ魔界へ。
ここがカッコいいよハゲタカ先生!
- 盤上を見下ろしつつピクリとも動かないハゲタカ先生がとってもクール!
- 試合開始から終了まで、一言も発せず、箱に戻されるハゲタカ先生に惚れる!
Soulaween ソーラウィン
物語…ストーリー設定
「Soulaween」死神学園の一番賑やかなお祭り!その名は学校にあることわざ、「Soul to Win -魂を揃え勝利を勝ち取る-」が由来です。話によると、何年前か、死神学園にある事故が起こり、そのせいで魂たちが逃げ出しました。そのときの死神の先生達は、その事故で、お互いの魂の揃えのスピードを競い合い、幽冥の危機を無事解決した。そしてそれは試合となった。今年の「Soulaween」では、死神パパ&死神リトル、オシリス、白黒無常はそれぞれの門下生をつれて一緒に集り、ハゲタカ先生の立会いのもと、「魂揃え試合」で勝敗を決めるのだ!
ゲームで2人のプレイヤーは死神、または門下生を演じます。巧妙に魂の盤へ石を「打ち」「返し」同じ色の石を直線状に4個並べ、魂を「揃え」ます。相手よりも先に、魂を3セット揃え、魂を閉じ込めた容器を3つ手に入れた方が、「Soulaween」を勝ち取れます。※ゲームモードには簡易モード[門下生でプレイ] と標準モード[死神でプレイ]があります。
設定…プレイ人数・時間
【タイトル】Soulaween ソーラウェイン
【発売日】2019年 【価格】3500円
【プレイ人数】2人 【プレイ時間】10~20分
【難易度】簡単【制作】玩聚設計
【入手先】ゲームマーケット・ボードゲームショップ・メルカリ・ヤフオク
美術…コンポーネント
※箱表
※箱斜
※箱裏
※内容物
※布製のボード
※従順な魂と混乱な魂
取説…ルール・説明書
まずはハゲタカ先生をボードの前に置き、試合を監視してもらいます。ハゲタカ先生は見るのがお仕事・・・ゲフンゲフン。いや・・・失礼。説明に入ります。このゲームは、ボード上に従順な魂、または混乱な魂(以後、緑・赤)を交互に置いて、縦横斜めいずれかに、4つ同じ色が並んだら1ポイントゲット。3ポイント先に手に入れた方が勝ちです。この駒はオセロのように裏表が緑と赤になっており、置くと、縦横の四方をひっくり返します。置くことを、打つ、といい返すことを、返し、といいます。この打つ、と返し、と揃える、でポイントをゲットするのです。
※打つときは緑赤自由に選んでOK。揃えるのも緑赤どっちでも良い。
上の説明にあるように、4つ揃ったら、揃った列を回収します。ハゲタカ先生に、揃った魂を捧げ、魂を閉じ込めたチップを受け取りましょう。また、もしも4つ揃わずに、ボードマスが全て埋まったら、最後の一手と同じ色を全て回収して、戦いを続行します。それでは、軽くプレイして見ます。今回は簡単モードでプレイします。
実践…軽いレビュー
ハゲタカ先生の見守る中、試合が始まります。まずは、一手、とりあえず適当に打ってみるか。
この魂かわいいな・・・。
早速、隣に緑を打たれ、すぐに返されてしまいます。
さらに左に赤を打ち、返します。
右端に赤を打つことで、返しが発生し、赤が揃いました。これでこの1列を回収して1チップ、ハゲタカ先生から受け取ります。流れはこんな感じです。少し時を進めます。
オセロと違い、赤でも緑でも打つ色を選んで置けて、どっちの色でも揃えてしまえ、というのは新しい感覚です。赤が3つ並んでいても、置けば返ってしまうので、意外と思うようには行かない。
お、この状態になると、揃えれる列が2列ほどありますね。縦を頂きますかね。
並んだら取り除きます。しかし、縦ではなく横を揃えるべきでした。これだと、横を持っていかれちゃいますね。あそこに緑を置くと・・・
これで横一列揃いました。このような感じで、先に3列揃え、3チップ手にすれば勝ちです。これが門下生が戦う簡易バージョンのプレイになります。今回はプレイレビューはここまでですが、標準のルールも少し解説していきます。
標準モード、3種の死神
このゲームでは、門下生の先生である死神を使用します。それぞれ特殊能力を持っており、プレイヤーは3人の神からひとりを選んで、プレイすることになります。
- 死神パパと死神リトル
鎌、針、布の3種のチップを手に入れることを目指します。釜はL字型、針は直線状、布は2x2マス。それぞれ1度この形を作り、チップをハゲタカ先生から1枚づつ3種手に入れると勝利します。
- 白黒無常
白無常、黒無常の切り替えで返すことのできる魂の、位置が変わります。黒無常の場合は、通常プレイと同じ縦横が返されますが、白無常の時には対角線上に隣接する斜め四方の魂が返されます。黒無常、白無常の切り替えは手番の終わりに、その都度変更できます。勝利条件は一緒でチップを3つ集めます。魂をハゲタカ先生に渡し、封印された容器を受け取りましょう。
- アヌビスとオシリス
彼らは門下生と戦い方は同じです。直線状に縦横斜めいずれかに3回揃えば勝ちです。ですが、揃った時に、ハゲタカ先生からアヌビスのチップを受け取ります。この時、チップの裏表に赤と緑があり、どちらかを選択することで、相手の揃えを片方封印します。赤のアヌビスにすれば、相手は緑の魂を揃えてもチップは貰えなくなります。緑はその逆です。
まとめ…評価
美術点★★★★★ ゲーム性★★★★★
いかがでしたでしょうか。きっと、ハゲタカ先生のジャッジに痺れたことと思います。若干、空気のような気もしますが・・・。こちらのゲーム、木でできた魂の駒がとても軽くて触り心地が良いです。木の種類だと思いますが、良い木を使っています。戦いは4目並べの亜種といった感じですが、世界観の雰囲気がよくできていて、楽しめる作品だと感じました。是非皆さんも死神になって、魂の「打ち」「返し」「揃え」プレイされてみてはいかがでしょうか。