五目並べで宇宙遊泳って何(爆)・・・そんな切なる疑問に終止符を打つべく、五目並べにめっぽう弱いあの匠が動き出す。ええ…すいません私です。本日ご紹介するのはこちら、1975年代にツクダオリジナルから発売された、セルゴという五目並べゲームの亜種になります。このゲーム、必勝法が無く引き分けたことが無いという、それほどまでに決着のつきやすいゲームのようです。ただでさえ五目並べは決着がつきやすいのに…きびしい。
セルゴ / SELGO 1975年代
物語…ストーリー設定
富士山の夕焼けが美しい夏の土曜、子供が問いかけた。『なぜ、お日様は沈むのに、どうして人は、宇宙を泳いでも落ちないの。』かと。さらに子供は続ける。『どうして人の指は5本あるの。』かと。その2つの問いかけが、交錯し波紋を呼び10進法、12進法、年月、時間に至るまで、様々な分野まで創造が広がり、そしてついに集束。五光の閃きとなって舞い降りた。これがセルゴの誕生秘話である。 昭和50年7月
設定…プレイ人数・時間
【タイトル】セルゴ
【発売日】1975年代【価格】中古2000~3000円
【プレイ人数】2人 【プレイ時間】10~20分
【難易度】簡単【制作】ツクダオリジナル
【入手先】ヤフオクやメルカリ等
美術…コンポーネント
※箱表
※箱斜め
※売り文句・・・五目並べが宇宙軌道の活用とは一体・・・
※中身
※ボード・・・プラスチック製
※駒・・・描かれている模様は太陽と満月
※重さがあり高級感がある
取説…ルール・説明書
盤上の★のあるマスを宇宙界、普通のマスを地上界と呼びます。(カッコいい)白の駒を昼の駒、黒の駒を夜の駒と呼びます。(かっこ…ry)まずは夜の駒から打ちます。地上界に打つ時は、絵柄の無い裏面にして置きます。★のある宇宙界に置く時は、絵柄を表面にして置きます。
基本は五目並べと同じですが、禁じては一切無し。好きにどこにでも打てます。まずは手持ちの12駒が無くなるまで戦います。ここで負けるようなら宇宙での戦いなどありません。死ぬ気で生き残りましょう。全て打ち終わった時、五目並べの戦いは終わりを告げます。
地上界にいる駒は縦横に1つ動けるようになります。宇宙界にいる絵柄の駒は宇宙界をどこまでも遊泳できます。(駒は飛び越えれない)地上界に降りてもパワーは残り、8方向に1歩動けます。もし、地上界から宇宙界に移動したなら、その駒は絵柄の駒に変わり力を宿します。
実践…軽いレビュー
それでは試しに打ってみます。五目並べは苦手なので頑張ります。まずは黒から。
このボードは良く見ると正方形ではありません。 宇宙の力で盤上が歪められたのか・・・とりあえず下に打つかな。
うむうむ。
むう・・・
ぐぬぬ・・・早くも4つ・・・生き残れるか・・・
こっちも攻めたい・・・
またあっちが3つ・・・むう
ぐぬう・・・また3つか
きぃぃ・・・
よし、封じ込めた。ここからはなおんのターン。とはいえ残りの駒はもう3個…どうする…
ぬぬ・・・あれが宇宙界を自在に遊泳できる昼の駒、真の姿!こっちも最後のひとつは絵柄を出したいな・・・よし置くか・・・ええい!
ババン!・・・はっ!喜びも束の間、最後の相手の一手で、昼の駒が斜めに4つ並んでる。何とか全ての駒が置かれるまで生き残ったけど、いきなりピンチ。勝負はここから、、にしても厳しいぞこれは。まずは防御へ。
ついに念願の、宇宙遊泳したぞ!ふふふ…がしかし、昼の駒が1駒トランスしたな・・・これはやばい。というか詰んでない・・・これ。動かそうにも、前半の戦いでほとんど動けない位置にいる駒だらけ。動いたら終わる。一番近くの駒よ。間に合ってくれ・・
宇宙の力を得た昼の駒に・・・地上界の駒が勝てるわけも無く・・・あと1歩・・・
間に合わなかった・・・パタリ。
まとめ…評価
美術点★★★★★ ゲーム性★★★★★
引き分けることが無いという売りは、恐らく本当なのだろう。互いの12手が置かれた後の展開は本当に早かった。必勝法がまだないと書かれているけれど、かれこれ40年前の話。あれから必勝法は編み出されたのでしょうか。こちらのゲーム、五目並べが強い人は、楽しめるかもしれませんが、私の場合は宇宙遊泳に至る前に、死亡が多くて厳しい。五目並べの強い方、宇宙遊泳されたい方は。セルゴ挑戦してみては、いかがでしょうか。