このゲームをお持ちの方はまだいらっしゃるでしょうか。エポック社が1970年代に発売した卓上ビリヤードゲームです。今でも色褪せぬ楽しさがあるボードゲーム、今回はこのファイトボールを紹介していきます。
ここが素晴らしいファイトボール
- 卓上ビリヤードとしての完成度が高くビリヤードをした感が得られる
- 赤いフィールドがお洒落で地味に人形も可愛げ(・・・)
バンパープールという海外のビリヤードのようなゲームがありますが、あれとビリヤードを足して卓上にしたようなゲームです。このファイトボールは隠れた名作だと思います。
外観や中身はこんな感じ
※箱上
※横面・・・年代を感じるレトロなデザインが秀逸
※中身はこんな感じ、ボード上にはイエローボールとブルーボールを置くYエリアBエリア、そしてスタートボールを置くSエリア(始球点)が4箇所、ボールを落とす穴(ホール)が4箇所あります。
※これは打球人形という。なんとも可愛いらしい。頭を押すとスイングします。話しは逸れますがジャッキーチェンの映画「少林寺木人拳」の木人形を思い出しました(何
簡単なルール解説
※上の画像では分かりやすく全ての始球点にボールを置いています。
ボールセッター(ラック)を使ってプレイエリアにボールを配置します。最初のブレイクショットのみ自軍側のS(始球点)左右どちらでも良いのでボールを置き、打球人形を使って相手のボールに向けてショットします。
交互に自分のボールをショットして相手のボールを落とし、先に全ての相手のボールを落とした方が勝ちです。誤って自分のボールも一緒に落ちた場合も復活はできません。
※説明書には相手のボールをホールに落としたら手番が続くという記載がありませんが、ビリヤードと同じように手番を続けてプレイするのも、楽しめるかと思います。
まとめ
美術★★★★★ ゲーム性★★★★★
こういうゲームが面白くないわけがありません。卓上版のビリヤードですが、よくある小さい卓上ビリヤードは、キュウの長さに対してプレイエリアが小さくて、物足りなく感じます。ですが、ファイトボールは打球人形を使うことで、うまくそのマイナス点を打ち消しています。現在は流通があまりありませんが、もしオークション等で入手する機会があれば、是非一度プレイされてみてはいかがでしょうか。